

広島大学の研究チームは、40~64歳の日本の個人投資家94,695人を対象に、老後不安とデジタル金融リテラシーの各要素との関連を分析しました。金融知識そのものよりも、デジタル金融サービスを使いこなす実践力や、詐欺などから身を守る力、前向きな金融姿勢の方が、低い老後不安と安定して関連していることが分かりました。金融教育に実践的なデジタル技能を取り入れる重要性を示す研究です。
主要結果として、全体のDFL指数は老後不安と負の関連を示す一方、いわゆるBig Threeによる伝統的な金融知識は、他のDFL要素を同時に考慮すると安定した負の関連を示しませんでした。これに対し、practical know-how、positive financial attitude、self-protectionは一貫して老後不安の低さと関連しています。
また、複数の代替推計でも、これら実践的・防御的な要素の負の関連は維持されています。
参考URL: https://doi.org/10.3390/ijfs14060139
プロフィール:https://home.hiroshima-u.ac.jp/~ykadoya/

