(「2018-2019年NERPS活動報告書」掲載記事)
教育ヴィジョン研究センター(EVRI)は、以下の3つのユニットで研究と開発を有機的に推進しています。
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学習空間ユニット: 誰でもいつでも深く共に学ぶことができる学習空間のデザイン
カリキュラムユニット: 学習者と教師の新たな学びを支援するカリキュラムのデザイン
教育の専門家ユニット: 教師を支える教育者と研究者に求められる専門性のデザイン
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特に、インクルーシブ教育を実現する学習空間づくり、平和・主権者教育のためのカリキュラムづくり、IBの理念に基づく教材づくり、教師・教師教育者の専門性を高めるプログラム(授業研究)づくり、などの教育改革支援に強みが あります。
近年では、カンボジアの教育省や教員養成大学、ペルーの教育省やサンマルコス大学、ドイツのミュンスター大学、オーストリアのグラーツ大学、広島県 内の広島叡智学園や広島みらい創生高等学校などと連携して、新しい教育のヴィジョン(志)とスキル(技)のデザインに取り組み、その意味や効果を実証的に研究しています。
SDGsは、本拠点の目標と直接的に重なります。とくに17のゴールの中でも、新しい教育のヴィジョンの提案とスキルの理論化を通して、「目標4.質の 高い教育をみんなに」の達成を目指しています。さらに国内外の連携拠点との 協働プロジェクト=実践を通して、「目標5.ジェンダー平等を実現しよう」「目標 10.人や国の不平等をなくそう」「目標16.平和と公正をすべての人に」の実現を図っています。