広島大学FE・SDGsネットワーク拠点(NERPS)

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小児がんで長期入院中の児童に対し、メンタルケアの手段としてVR(Virtual Reality: 仮想空間)でのゲームを作成するプロジェクトを開始(広島大学病院小児外科 講師 佐伯勇)


広島大学病院は中四国唯一の小児がん拠点病院として、これまでも数多くの小児がんの患児の治療を行っている。小児がんの治療は非常に困難であり、まだ疾患に対する理解力が十分とはいえない小児に対し、長期間にわたる入院を継続しながら副作用の激しい治療を行う必要がある。そのような小児に対する心のケアは非常に大事である。このたび広島大学病院小児部門(小児外科・小児科)では、小児がんで長期入院中の児童に対し、メンタルケアの手段としてVR(Virtual Reality: 仮想空間)でのゲームを作成するプロジェクトを開始した。

近年VRを用いた治療が小児に対して非常に有効であると多く報告されており、小児がんの子ども達専用のVRゲームを作成することで、治療に大きく寄与できる可能性がある。VRゲームに使用するキャラクターとして、講談社と連携を行いながら、小児がんについて子ども達の理解を深め、長期入院のストレスを和らげ、治療に前向きになれるようなゲーム作りを進めている。(以下の画像をクリックすると、「小児がん長期入院患者のためのVRゲーム作り」についての詳細がご覧いただけます。

  • 投稿日:2023年8月3日

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