広島大学FE・SDGsネットワーク拠点(NERPS)

EFFORTS


全学取組実績

エイズ治療および医療従事者のための教育・研修 ―歯科の取り組みー(医系科学研究科 病院 主席副病院長 柴秀樹)


医療従事者によるHIV陽性患者の診療拒否問題が日本にあります。広島大学病院は厚生労働省が定めた中国・四国地方エイズ治療ブロック拠点病院として、エイズ治療および医療従事者のための教育・研修の役割を担っています。本院歯科は,血液内科を中心に他職種と連携して、ヒト免疫不全ウィルス(HIV)陽性者の歯科医療に取り組んでいます。教育・研修活動としては、平成22年度から毎年、本院エイズ医療対策室のご支援・ご協力のもと、中国・四国ブロックエイズ医療体制構築に関する調査研究事業(広島県受託研究)として二つの教育・研修会を開催しています。一つは、「中国・四国地方HIV感染患者の歯科診療体制構築のための研究会議」で、中国・四国ブロック各県の拠点病院歯科間における情報の共有と連携を確立し、さらに、各県の歯科医師会と拠点病院歯科との連携によるHIV陽性患者の歯科診療体制構築を目的に開催しています。もう一つは、「広島県歯科医師会の会員・準会員のためのHIV感染症に関する講習会」で、広島県歯科医師会の歯科医療従事者へのHIV感染症に対する正しい知識の普及および広島県歯科医師会と本院の連携強化を目的に開催しています。また、HIV感染と歯科医療に関する疫学研究を行っています。これまでに、英文学術誌に2論文を発表しました。

研修会・会議のご案内〜ケア提供者の皆様へ|中四国エイズセンター (aids-chushi.or.jp)

  • 投稿日:2021年7月30日

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