広島大学FE・SDGsネットワーク拠点(NERPS)

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全学取組実績

野生化の可能性の高い植物種に関する生態学的な調査研究・適切な管理の在り方の検討(統合生命科学研究科・総合科学部 教授 中坪孝之)


外来生物の侵入は生物多様性に対する大きな脅威となっています。温暖化の進行は、それらの影響を加速し、さらに悪化させる可能性があります。

当研究室では、生態系や産業に対する影響が特に大きいと考えられる侵略的外来植物を中心に、野外調査にもとづいた現状把握と、栽培実験・モデルによる温暖化環境下での分布拡大・影響予測を進めています。 公園樹や園芸植物として利用されている外来植物の中にも、野生化して生態系に悪影響を与える可能性のあるものが存在します。緑化に外来植物を全く利用しないということは現実的でないため、種ごとのリスク評価が必要となります。この考えから、野生化の可能性の高い植物種について、生態学的な調査研究を実施し、適切な管理の在り方を検討しています。

  • 投稿日:2021年9月6日

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