広島大学FE・SDGsネットワーク拠点(NERPS)

EFFORTS


全学取組実績

広島大学「公衆衛生学教室」におけるクラスター対応班本部での活動(医系科学研究科 公衆衛生学 田治明宏)


広島県の新型コロナウイルス感染症においては、広島大学の公衆衛生学教室にクラスター対応班の本部を設置し、病院・社会福祉施設等でのクラスター発生事案の現場にて感染拡大を防止し、当該施設における事業継続と地域医療の継続に貢献した。(2021年8月末時点までに6病院、11施設を支援)

現場での活動内容は、管轄保健所と連携した指揮連絡体制の確立、施設内本部の設置及び情報管理、感染拡大防止に係る緊急ゾーニング、感染による職員離脱や感染防御資機材の不足に対する人的・物的資源の確保調整、患者搬送に係る外部関係機関との調整、様々なロジスティック案件に関わる問題解決など多岐にわたり、その活動は支援先施設、保健センター、広島県等から評価を得ている。

また県内医療機関におけるBCP策定研修や、県内医療支援者への感染症対応に係る研修の実施、社会福祉施設などの感染症対策セミナー等での講義、感染予防リーフレットの作成と配布など、対処的活動のみならず予防と教育の面でも活動を続けている。8月11日からの大雨による災害では、広島県庁へDMAT調整本部を設置し、浸水地域における病院及び有床診、社会福祉施設における被害状況の把握等を行った。

ウェブサイト:http://public-health.d.dooo.jp/

  • 投稿日:2021年9月3日

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