2023年5月23日、フィリピンのミンダナオ島にあるダバオ デル ノルテ州立大学のジョイ エム ソロサ学長ほか幹部3名が、東広島キャンパスを訪問し、NERPS拠点長である金子 慎治理事・副学長(グローバル化担当)と会談したほか、NERPSのメンバーと、研究ワークショップ、シンポジウム、トレーニングプログラムの実施や共同出版等の大学間の共同研究や事業の可能性について協議しました。
ダバオ デル ノルテ州立大学からは、ことに反政府勢力が横行している地域での雇用創出、服役後の雇用を見据えた囚人教育、エコツーリズムの推進といった観点から、水産教育と社会科学の接点を深めようとしていることが紹介されました。同大学との交流事業として、NERPS国際学会、ウエビナ―シリーズ、ワークショップ、共同研究等が期待されます。
2018年以降、NERPSは、革新的なインターディスプリナリー・トランスディスプリナリー教育や研究プロジェクト等の交流事業のため、他大学との連携やネットワーク構築に尽力しています。たとえば先月は、トリブバン大学との交流事業として、ネパールの地域における環境に配慮した平和構築に関する研究ワークショップを開催し、成功裏に終わりました。このたびのダバオ デル ノルテ州立大学の訪問を機に、ネットワークがさらに広がることが期待されます。