CICEは現在、国際教育協力の分野の重要な研究センターとして、SDG4の目標達成へ向け、研究、政策形成・提言、実践といった部分で貢献を行っています。
研究 CICEでは、所属専任教員の全てが大型科研、研究プロジェクトを遂行するなど、盛んに研究を行っています。また国内では教育開発分野で唯一の査読誌『国際教育協力論集』(和文・英文)を発刊するなど、重要な政策・研究・実践ハブの役割りを果たしています。
政策形成・提言 CICEは、日本、世界にとって非常に重要な政策形成・提言機能を有しています。吉田和浩教授が、SDGsを起草、採択するユネスコ・ステアリングコミッティーにおける副議長を務めるなど、SDG4の採択に深くかかわってきた研究機関です。また、アフリカ・アジアの30大学の研究ネットワークである「アフリカ・アジア大学間対話」の事務局を務め、ユネスコのUNITWINネットワークとして認められるなど、国際公共財としての機能も果たしています。
実践 CICEは、国連大学と連携し、アフリカやアジアの国々の大学、行政、地域、そして学校と連携して、アクションリサーチを行い、教育の質を向上させるための要因について分析を進めています。またそれらの知見を、ユネスコ・アフリカ能力開発国際研究所(IICBA)、JICAといった国際機関と連携し、途上国の研究者・行政官研修で伝えることにより、知見のグローバルな循環を促しています。
「エチオピアにおけるチュートリアル教育に関する大学-行政-学校協働ワークショップ」
CICEとアディスアベバ大学との共同アクションリサーチプロジェクトで、チュートリアルという課外授業の手法を用いて教育の質を上げようとするもの。現場でプロジェクト実装を行い実践コアを形成、他地域にも拡充していく方法をとっている。
CICEウェブサイト: https://cice.hiroshima-u.ac.jp/
国際教育協力論集に掲載された論文は、次のURLより全て無料でダウンロード可能です。https://cice.hiroshima-u.ac.jp/?page_id=269