広島大学FE・SDGsネットワーク拠点(NERPS)

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東南アジア熱帯雨林の種子食性昆虫多様性の解明(先進理工系科学研究科 教授 保坂 哲朗)


 生物多様性の保全は喫緊の地球規模課題の一つですが、そもそも地球上には何種の生物がいるかが分かっていません。特に、熱帯雨林に生息する昆虫の大部分は未解明であり、その種数は地球全体の推定生物種数に大きく影響すると考えられています。中でも、植物の種子内部に寄生する種子食性昆虫は寄主特異性が高く(植物の種によって利用する昆虫の種が異なること)、研究の進んでいない昆虫のグループです。特に東南アジア低地熱帯雨林は多くの樹種が数年に一度しか開花しないことで知られており、種子食昆虫についての情報は非常に乏しい状況です。本プロジェクトは、マレーシア低地熱帯雨林に生育する樹木の種子食性昆虫を網羅的に調査し、解明することを目的としています。本プロジェクトは広島大学とマレーシア森林研究所の共同研究として行っています。

  • 投稿日:2024年9月25日

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