2020年4月22日、イギリスの高等教育専門誌「Times Higher Education (THE)」による「THE大学インパクトランキング2020(Impact Rankings 2020)」が発表されました。本ランキングは従来の教育や研究に加え、大学のSDGsへの取り組みを推進しそれを評価するために2019年より導入された参加型の新しい取り組みです。広島大学は2019年の201-300位より躍進し、2020年は101-200位にランクインしました。
SDGsゴール別では、特に「SDG6安全な水とトイレを世界中に」が20位と世界的に高い評価を得ました。また、「SDG9産業と技術革新の基盤をつくろう」、「SDG3すべての人に健康と福祉を」、「SDG17パートナーシップで目標を達成しよう」においても貢献が認められています。
国内大学の中では、「SDG4質の高い教育をみんなに」、「SDG6安全な水とトイレを世界中に」、「SDG11住み続けられるまちづくりを」の3ゴールが1位となりました。このうち、「SDG11住み続けられるまちづくりを」については、メインキャンパスの所在地である東広島市との連携や住みやすい街などが評価されたもので、更に注目頂きたい取組みがあります。
2020年4月、東広島市と広島大学の社会連携を一層深めるための取組みがスタートしました。欧米で多くの成功例がある、タウン(街)とガウン(大学)が一体となって地域課題解決に取組む街づくり構想「Town & Gown」を進めるために「Town & Gown準備室」を設置しました。今後、東広島市と広島大学は、今まで研究室単位で進めていた連携を組織対組織で取組み、持続可能な街づくりを進めて参ります。
広島大学FE・SDGsネットワーク拠点(NERPS)では、広島大学のSDGs取組みの集約に取り組んでいます。皆様に分かりやすい形で発信するよう、今後も努めて参ります。
Impact Rankings 2020: