本プロジェクトの目的は、持続可能な安全な都市づくりのために、東広島市や近隣の小・中学生と広島大学の学生が、地域の歴史的背景と地質や地形から生じる自然災害に対する防災について、相互理解を深めることである。小・中学校への防災教育実践(出前授業)で地域の歴史や文化を含めた自然災害の特徴を児童・生徒と確認し、小・中学生が作成した地域特性を考慮した防災ポスターを、11月5日に広島大学で開催される大学祭で発表・展示をおこなった。そして、来場した大学生たちのコメントを、小・中学生にフィードバックし、双方の交流と防災意識を促した。気候変動の影響により甚大化する昨今の自然災害に対し、地域特性の理解を深めることで防災につなげていくため、活動内容について東広島市生涯学習フェスタなどでの周知活動を実施、地域にも還元できる企画とした。
本活動は、令和4年度広島大学副学長表彰を受賞しました。また、活動内容をまとめた論文が、防災教育学研究第3巻第2号に掲載されました(査読あり)。