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アジアのなかの広島と長崎 Ⅱ:戦争と平和に関する総合的研究にむけて(人間社会科学研究科人間総合科学プログラム 教授 水羽信男)


総合科学部の総合科学推進プロジェクトの1つとして、「アジアのなかの広島と長崎 Ⅱ:戦争と平和に関する総合的研究にむけて」と題して研究を行った。本研究は水羽を代表者として、2021年度から継続して2年目であるが、メンバーは2021年度から引き続き参加した総合科学部の中尾麻伊香准教授、中村江里准教授に、2022年度より内山尚子助教を加え4名とした。研究によって、広島と長崎の地域的な差異が、戦後の「復興」の過程にも影響を及ぼしていたことを改めて確認した。また広島の戦後史についても、ジェンダーなど新たな視点からの再検討が必要であることを、多角的な論点から検討した。

主要な研究業績としては、水羽信男編「布川弘「広島大学ラジオセミナー 原爆投下の歴史的意義」」『拓蹊』第4号、1-66頁、2023年、タマール・ガーブ、内山尚子訳「コンスタンス・スチュアートの戦争:女性と記録写真の剰余」『ジェンダー研究』第25号、97-116頁、2022年、中尾麻伊香「「反核」「平和」と原爆被害をめぐる言説」『平和研究』第57号、57-79頁、2022年、中村江里「〈沈黙の海〉:軍事精神医療の歴史と証言から考える」『ユリイカ』第54巻第9号、128-136頁、2022年などがある。

  • 投稿日:2023年9月29日

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