サンゴが体内の共生藻(褐虫藻)を失う「サンゴの白化」が世界的な問題となっている。本研究では、サンゴ以外に褐虫藻を持つシャコガイを利用し、その糞として放出される未消化の褐虫藻をサンゴの共生ソースとして利用することを提案し、沖縄県宮古市とダイバー連合(八重干瀬会)の協力の下、サンゴとシャコガイの沖合混合養殖を行っている。シャコガイから効率よく褐虫藻が供給され、サンゴ礁が復活することが期待される。