広島大学FE・SDGsネットワーク拠点(NERPS)

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全病棟の嚥下障害患者を支援し、患者の在宅復帰・社会復帰に貢献:摂食嚥下支援チーム(医系科学研究科脳神経内科学 助教 中森正博)


院内で摂食嚥下支援チームを結成し、全病棟の嚥下障害患者のフォローならびに病棟支援を行っている。どのような病気の患者さんも、栄養を十分にとることが、回復において重要である。しかしながら、頭頚部癌、脳卒中、神経疾患などで口からの食事が難しくなる方が多くおられる。また加齢や認知症、術後の衰弱によって筋力が低下して食べられなくなることもある。食事の時に特に注意しなければならないのが窒息と誤嚥である。

これまで病棟単位での取り組みは小規模ながらなされてきたが、それぞれの専門性を活かした多職種からなる「摂食嚥下支援チーム」を結成した。包括的な取り組みを行うことで、有機的かつ継続的な患者の在宅復帰・社会復帰に寄与することを目的としている。具体的には、毎週定期的な食事時の回診とカンファレンスを行っている。さらに、チームとしての啓発活動、教育活動、研究活動を展開している。

  • 投稿日:2023年8月22日

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