私たちは附属図書館と協力して,発達障害等で紙の教科書へのアクセスが困難な小中高校生のための音声教材UD-Bookを開発し,令和元年度より製作・提供しています。令和3年度は232名,令和4年度は9月末までに170名の児童生徒の皆様に提供しています。
紙の教科書を読むことが難しく学校へ行くことに強い抵抗感を感じていた児童が,音声教材の利用により学校へ行けるようになったといったお礼のメールを受け取ることもあります。「質の高い教育をみんなに」届けるための基盤として,授業で利用するコンテンツ等のユニバーサル化は必須です。
私たちは,これからも「読み」の基礎的研究,音声教材の開発研究及び提供を続けて参ります。引き続き,みなさまのお力添えとご指導・ご支援を賜りたくお願い申し上げます。本事業は文部科学省委託事業です。
ウェブサイト:https://home.hiroshima-u.ac.jp/ujima/onsei/index.html