木造建築及び木材利用に興味のある学生に、持続的な森林経営の一端を担う木材資源の循環型利用を見据えた学生教育に特化したプログラムを考案し、実施している。本会は、広島大学、近畿大学工学部、広島工業大学の建築系及び教育系の教員の協力の下、これらの機関に属する学生を中心として、地球環境や、森林及び木材の資源としての重要性、木質材料や木質構造の可能性、居住性における木材が心理に与える特性などについて講義し、また討論や作品製作などの実践を経て、理解を高めてもらうためのプログラムである。過去には、木製構築物を作製するなどの実践的な内容から、木材の有効利用に関する討論とその発表会、地域防災に役立つ木製品の提案などを実施してきている。2017年から毎年実施しており、これまでに150名を超える学生の参加を得ている。なお、この2年間は、オンラインとの併用で実施している。