広島大学FE・SDGsネットワーク拠点(NERPS)

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全学取組実績

ロシアや中国、中東主要国の軍事力が現代外交において果たしている役割に関する研究(人間社会科学研究科 准教授 溝渕正季)


私はSDGsゴール・目標16「平和と公正をすべての人に」と関連して、戦争と平和に関する研究や授業を行なっています。

研究に関していえば、最近では特にロシアや中国、中東主要国(トルコ、イラン、サウジアラビア、イスラエル)に焦点を当て、軍事力が現代外交において果たしている役割について研究をしています。教育に関しては、1年生向け平和科目の「戦争と平和に関する学際的考察」という授業の取りまとめ役を務めています。

日本では特に、戦争や軍事に関する研究、あるいは外交の一手段としての軍事力の行使といった発想が忌避される傾向にあります。しかし、戦争や軍事の問題は現在でも現実に存在していますし、日本もそこから目を背け続けることはできなくなりつつあります。戦略理論の始祖とも言えるバジル・ヘンリー・リデル=ハートは「汝、平和を欲すれば、戦争を理解せよ」と述べていますが、私もその通りであると思います。私の研究や教育がそのための一助となれば幸いです。

まだ平和だった頃のシリアでの一人旅の様子

  • 投稿日:2021年9月10日

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