国際交流協定大学学生との学生交流実施
歯学部口腔健康科学科口腔保健学専攻では、2014年から国際交流協定大学の学生交流を積極的に行ってきました。学部生34名(台湾10名,韓国21名,オーストラリア3名)を受け入れ、本専攻で実施している高齢者に対する口腔健康管理の実習、診療室見学等のそれぞれの国の口腔保健に役立つ交流を実施しています。 また、2014年から本専攻学生50名程度を国際交流協定大学へ派遣しています。自国の歯科医療、歯科衛生士教育などの発表や意見交換を行っています。今後も活発な相互交流を行っていく予定です。
https://www.hiroshima-u.ac.jp/dent/news/52369
韓国歯科衛生士教員の研修受け入れ
2015年に韓国建陽大学医療科学部と部局間国際交流協定を締結後に学生交流を続けてきました。韓国の学生には、高齢者の健康寿命の延伸と生活の質向上のための口腔健康管理の実習を行っています。高齢化の進む韓国でも日本同様に歯科衛生士に高齢者や有病者への口腔機能管理実践能力が求められているため、2019年より教員交流も積極的に行い、教育プログラム作成の支援を実施しています。歯科衛生士教員を本学へ受け入れ、特別養護老人ホームと大学病院での口腔衛生管理の見学を行いました。また、本学専攻教員が韓国で歯科衛生士教員を対象に口腔健康管理の実習を行っています。今後も歯科衛生士教育の充実・発展のために教員交流を続けていく予定です。
歯科医療分野におけるグローバル専門人生養成教育プログラムの開発
歯科医療は年々高度化し、国際的にも活躍できる歯科医療従事者を養成していくことは急務となっています。また、アジア諸国の経済発展の状況を鑑みると今後日本と同様の疾病構造の変化が起こると考えられ、アジアの大学との連携による歯科医療人の育成も必要です。文部科学省事業「成長分野等における中核的専門人材養成の戦略的推進事業」採択後、歯学部口腔健康科学科では、質の高い専門的歯科医療人育成のための11科目教育プログラムを開発し、国内およびアジアで実証講座を行ってきました。現在までに、7ヵ国10大学の留学生53名程度と国内でのリカレント研修受講者118名に対して教育プログラムを実施し、教材および実習内容の改良ならびに充実化を進めています。
https://www.hiroshima-u.ac.jp/bhs/news/10035