広島大学FE・SDGsネットワーク拠点(NERPS)

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前立腺がんの早期発見、治療を目的とした新規PSMAリガンドの創薬研究 (医系科学研究科助教 中嶋 龍)


非感染性疾患(NCD)である前立腺がんは男性が罹患しているがんの内、最も罹患者数が多い。前立腺がんは他のがんと比較すると5年生存率は高いが、リンパ節に浸潤すると全身に転移する可能性があり、全身に転移した前立腺がんは発見、治療が困難である。そのため、早期発見と経過観察および治療を行うことが前立腺がんによる早期死亡を防ぐために重要である。前立腺がんには、PSMAと呼ばれる膜抗原が正常な前立腺細胞と比較して過剰に発現していることが知られており、このPSMAに結合するPSMAリガンドを18Fなどで放射性標識することで、前立腺がんの有無と位置を正確に診断することが可能になる(PETイメージング)。私たちは前立腺がんの早期発見、治療を目的とした新規PSMAリガンドの創薬研究を行なっている。

  • 投稿日:2021年9月10日

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