広島大学両生類研究センター・鈴木 厚准教授らは、近畿大学工学部の教員と連携して、兵庫県赤穂市の中学生および教員を対象にした出張講義と実験を実施している。広島大学側からは、モデル生物として有用なツメガエルを使った医学生物学研究について紹介し、ツメガエル受精卵の胚発生を観察する機会を提供している。広島大学と近畿大学の学生も講義・実験に参加して中学校教員と交流し、授業方法や教職等についての議論も行っている。中学生と大学生の双方に対して教育効果が得られており、有意義な活動となっている。