広島大学FE・SDGsネットワーク拠点(NERPS)

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放射線災害における造血幹細胞の再生移植医療の研究(原爆放射線医科学研究所 准教授 仲一仁)


予期できない原子力関連施設等での放射線災害において、被災者を救済する緊急被ばく医療の開発が求められる。急性放射線障害の被災者の生命を守るためには造血幹細胞の機能維持が必須であるが、HLA合致ドナーの発見は困難であり、移植医療は実現していない。そこで、放射線被ばく被災者を救命するため,動物モデルを用いた造血幹細胞の機能維持、及び修復した造血幹細胞を用いる再生移植治療の研究を行なっている。今後,被ばく後の造血幹細胞の機能を修復し,被災者に自身に移植する新しいコンセプトの再生移植医療の開発に取り組む予定である。このような研究を通して世界中で起こりうる放射線災害の被災者を救済し、SDGs3『すべての人に健康と福祉を』に貢献したいと考えている。

  • 投稿日:2021年9月7日

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