広島大学FE・SDGsネットワーク拠点(NERPS)

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持続可能な観光の課題と可能性についての研究(総合科学部 国際共創学科 副学長 フンク・カロリン)


主な研究テーマとして,持続可能な観光の課題と可能性について研究していている。 観光は貧困の改善につながる経済効果,海と陸の自然資源の保護,女性の雇用や自営業,水資源の確保など,多くのSDGsに貢献すると同時に,不安定な雇用,移動に伴う二酸化炭素排出,山や海の自然破壊,文化の商品化など,課題も起こしている。

今までの研究では農山漁村地域,特に島における観光開発を地域政策として客観的、科学的に評価するために、その地域における経済的、社会的な活動と空間の利用を把握し、地域が提供する空間と、観光者やレジャーのために訪れる人のニーズが一致できるかどうかを検討してきた。また,観光者の行動に伴う経済的、社会的、環境的な効果を分析し、持続可能な観光の可能性と問題点を探っている。日本の島や,日本への国際観光を中心に研究を行い,指導してきた大学院生とともにエコツーリズムの可能性や,大衆観光地における自然資源の管理,住民や移住者が関わる観光産業のあり方,持続可能性を図る指標などを検討してきた。

研究の延長上,県や市町村,またはNPOが開催する委員会やプロジェクトに参加し,観光を地域活性化の手段として活用できる方針について助言してきた。

日本の観光空間を分析した書籍

ウェブサイト:https://home.hiroshima-u.ac.jp/funckc/index.html

  • 投稿日:2021年9月6日

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