現在、我が国では高齢化の進展により、認知症のある高齢者数も増加している。こうした状況の中で、地域の中で認知症の高齢者にやさしい街づくりのための取り組みが進められており、その一つとして、公共の図書館でも始まっている。
広島市立中央図書館と広島大学医学部との連携事業「認知症にやさしい図書館 」において、当該研究室では、広島市立中央図書館で開催される認知症ブックカフェの準備に関わり、当日の卒業研究学部生を含む関係者の参加を予定している。認知症にやさしい図書館は、認知症のある高齢者と家族の居場所づくりの側面もある。
認知症ブックカフェの中で、図書館の資料を活用しながら、認知症者やその家族、その他の市民に対して、認知症の理解を促すための説明、参加や交流機会の提供などを行っている。