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中絶医療,出産後のケア,その他の関連サービスの提供についての医師による告知義務とは(人間社会科学研究科 准教授 井上嘉仁)


アメリカにおいて,人工妊娠中絶に反対している病院に対して,州の提供する中絶関連サービスを受けられることを患者に告知するよう義務づけることの合憲性が争われた事例がある。これを分析し,わが国においても同様に,中絶医療,出産後のケア,その他の関連サービスの提供について適切な告知がなされるために克服されるべき問題点を研究している。医師に一定の告知義務を課すことは表現の自由を侵害するのか否かが主要な論点である。

(1) 井上嘉仁「NIFLAの言論がプロフェッショナル・スピーチ (専門職言論)ではないとされた事例」広島法学43巻1号68頁(2019年)

(2) 井上嘉仁「プロフェッショナル・スピーチ(専門職言論)の類型化の意義 : 知識コミュニティ理論からのアプローチ」広島法学43巻4号166頁(2020年)

(3) 井上嘉仁「専門職言論(プロフェショナル・スピーチ)と学問の自由 : 民主的能力の価値理論と自由論」広島法学44巻4号126頁(2021年)

  • 投稿日:2021年9月3日

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