物、機械は、経年変化や環境条件・動作条件に応じて特性が変化するが、どのような変化に対しても同じ性能を維持することを、データベースを利用した制御で実現しようとするのがデータ駆動型制御である。
デジタルものづくり教育研究センターではさらにこの制御方法を推し進めた、データ解析や機械学習を有機的に統合することによって構成されるデータ駆動型スマートシステムの研究を行っている。特に自動車の開発で行われているモデルベース開発とデータ駆動型制御の相互作用によって、ドライバーの特性、環境変化、部品劣化の状況などをデータベース化したうえでAI技術も活用して制御システムを最適化する新たな開発プラットフォームの構築を目指した研究を行っている。