広島大学FE・SDGsネットワーク拠点(NERPS)

EFFORTS


全学取組実績

途上国からの積極的な留学生受入れ(医系科学研究科 教授 加藤功一)


開発途上国が発展を遂げ、国家間の経済格差を縮小させる要の一つは人材育成にあると考えます。

医系科学研究科生体材料学研究室では、それらの国々における科学技術の進歩を牽引するリーダーの育成に使命感を抱き、開発途上国からの留学生の受入れを積極的に進めてきました。留学生の受入れならびに指導を円滑かつ効果的に行うには、教育研究環境の整備、経済的な修学支援、国情を踏まえた魅力的な研究プロジェクトの提案に加え、多様性を理解・寛容できる指導体制作りや送り出し機関との信頼関係の構築など、様々な配慮が必要になります。私たちはこれらのことを心掛けながら、留学生たちのキャリア形成を支援してきました。

この10年余りの間に、開発途上国の学部生11名(インドネシア2、ベトナム3、カンボジア2、ブラジル3、台湾1)、大学院生7名(カンボジア1、マレーシア1、ネパール1、インドネシア2、タイ1、エジプト1)、教員5名(タイ1、インドネシア3、中国1)を受け入れました。また、インド国籍をもつ教員を採用したり、オランダの研修生29名を招聘したりするなど、国際的な環境の維持に努めています。昨今のコロナ禍にあっては、オンラインによる40日間の研修プログラムに15名のインドネシア学生を招待したり、インドネシアの複数の大学をインターネットで繋ぎ遠隔授業(学生数約200名)を行ったりしています。

研究室のホームページ(これまでに受入れた主要な留学生・外国人研究者らのリスト):https://biomaterials-hu.wixsite.com/bmt-hu/people2

オンライン研修プログラムに関するホームページ(インドネシアからの参加者リスト):https://biomaterials-hu.wixsite.com/global-dent

  • 投稿日:2021年8月27日

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